2006年07月30日

(*_*;  手話  (*_*;

(*_*;  手話  (*_*;

手話にまつわるお話ですぅ。(*_*;

初めての彼女は聴覚障害で・・・

 男が女の子の正面に立って、何かしきりに手を動かしてた。
 手話だ。

 彼はやっと手話を覚えたこと、覚えるのは結構大変だったこと、
 女の子を驚かせようとして、その日まで秘密にしてたことを伝え、
 女の子の方は彼が勉強してることを知らなかったこと、本当に驚いたこと、
 嬉しいと思っていることを伝えて、そのうちもどかしくなったのか彼の手を握って
 2度3度、嬉しそうにその場でほんの少し飛び跳ねてみたりしてた。

 悪趣味な盗み聞きだとは解ってたけど、
 その時ようやく手話を使いこなせる様になったばかりの俺には、
 それは例えば外国の街で突然耳に入ってきた日本語が気になる様に、
 申し訳ないけどどうしても気になる光景だった

 たぶん、俺はにやけてたと思う。
 怪しい奴に見えたかもしれない。
 でも、それは微笑ましくて、こっちまで心があったかくなる光景だった。


 服の裾が引っ張られる感覚に振り返ると、そこに俺の彼女が来ていた。
 何を見てたのかとか、顔が嬉しそうだとか、もっとはやく私に気づけとか、
 微妙に頬を膨らませて、もの凄い勢いで手話を繰り出す彼女に、
 俺は手話でごめんなさいと伝え、ちょっと昔を思い出してたことを伝えた。

 それでも彼女は少し首を傾げ、その”昔”を知りたそうな表情だったけど、
 俺は笑ってごまかした。
 今目の前にいる女の子を驚かそうと、秘密で手話を勉強してた頃の事だ。

 ・・・とは、恥ずかしくて言えなかった。




このお話は、先ほど夜中に突然見ず知らずのアドレスから、
携帯に送られてきたメールに書かれていた文章なの。
ひょっとしたらチェーンメールの類なのかなって思ったけど、
この文章だけしか書かれていなかったの。
誰かの、いたずらぁ~?

不思議なのだけど、ちょっと怖かったけれど、
とっても良いお話だったので、載せちゃいましたぁ。

あぁ~あっ、もうちょっと寝よぉ~・・・zzz


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Posted by たえちゃん at 04:42│Comments(0)ちょっと良いお話
 
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